どがわいこいの郷加工グループ(通称:どがわマンマ)が、インターネットを通じて寄付を募る仕組み(クラウドファンディング)を活用して、資金集めに挑戦しています。

この資金は、どがわマンマの手作り弁当が味わえるカフェの開設にあてられるもの。カフェは、集落内の貴重な商店として2016年8月にオープンした「こんにちや」を増築して開設する予定です。資金集めは100万円を目標としてスタートし、1月22日現在で65万円を突破! 残り約2週間で達成を目指します。

どがわマンマって?

どがわマンマをご存じでない皆さんに少し説明しましょう。どがわマンマは、60〜70代の女性5人からなる食品加工グループ。高齢化が進む地域の約60世帯に、手作りの弁当を届けるサービスを行っています。

活動は2013年にスタート。弁当を届けるだけではなく、時には訪問先で家事を手伝ったり、話し相手になったりなど、見守りの役割も果たしています。活動を始めたのは、集落の活性化にチャレンジする若者たちの姿に刺激されたことがきっかけ。「若い人ががんばっているのに恥ずかしい。地元はやっぱり元気がいい方が嬉しいからね」と、5人はにこやかに話します。

弁当は、一部を除くほとんどの食材を地元で調達。春はタケノコやフキノトウ、夏はナスやゴーヤ、秋にはクリにユズ、そして冬はシイタケと、渡川の四季を感じさせる食材で彩られます。「飲食店をやっていたとか、そういう経験を持っている人は誰もいないので、献立は全員でアイデアを出し合って試行錯誤。苦手な食材のある人には別の食材を使うなど、工夫もしています」(どがわマンマ)

そんな5人の活動ですが、弁当は配達先の多くが年金で暮らしていることから、消費税が上がっても当初から1個300円のまま。利益はなく、食材の調達などで苦労が続いています。カフェの開設に乗り出したのは、地域の大切なサービスになっているどがわマンマの活動をこれからも続けられるようにするため。

「若い人たちからクラウドファンディングの話を聞いて、最初は何のことじゃろかと思ったけど、いろんな人の助けもあって踏み出すことができました。今はカフェができた時のために、クッキーを試作してるんですよ。体に優しい食材でね。5人で集まってワイワイ話しながら料理するのが本当に楽しみで、この間の正月休みなんて、ああ早く休み終わらんかな!って思ってました(笑)」

ますます意気盛んな5人。その挑戦はまだ道半ばですが、新聞や雑誌などで取り上げられ、大きな話題となっています。